ニコニコ生放送の配信方法 - 2.ニコ生の特徴

ニコニコ生放送で安全・効果的に生放送を配信する方法の第2回です。個人情報の保護など、セキュリティ的に問題になる点を中心に解説しています。なお、これまでの記事はニコニコ生放送の配信方法 - 1.はじめにに目次として掲載しています。

今回は、ニコニコ生放送(ニコ生)のユーザー層の説明も含めながら、サービスの特徴について紹介していきます。

ユーザーによるライブストリーミング配信ができるサービスは他にも色々ありますが、ニコ生には主に次のような特徴があります。

視聴者(リスナー)がリアルタイムに反応

生放送中に、リスナーがリアルタイムにコメントすることができます。放送内容にもよりますが、他のライブストリーミング配信サービスのチャットとは異なり、放送者(生主)・リスナー間の双方向コミュニケーションが基本です。

ニコ生のリスナーは匿名での参加が基本となっているため、誰でも生放送に参加しやすい雰囲気があります。また、率直な反応が得られやすい傾向があります。リスナーが固定のハンドルネーム( = コテハン = コテ)を付けることもできますが、通常の生放送においてはコテが鬱陶しがられる傾向があります。

コテでの参加を禁止したり、逆にコテでの参加をお願いすることによって、ある程度は参加するリスナー層をコントロールすることができます。大多数のユーザーは、匿名では気持ちが大きくなりコテでは自分が特定されているような気分になり、参加しにくく感じたり、発言内容を抑えたりする傾向があるためです(実際には、匿名コメントやコテなしコメントの場合でも同一ユーザーを特定することができます)。

合法的に第三者の映像・楽曲を放映・放送

ニコニコ動画(ニコ動)内の動画、JASRACe-LicenseJRCが管理する楽曲のような第三者が権利を持つ映像・楽曲を合法的に放映・放送できます。ニコ動内の動画に関しては、運営コマンドで簡単に再生することができますが、その他の楽曲に関しては事前(事後)の報告が必要です。

楽曲放送に関しては、国内で流通している多数の楽曲をカバーできます。他のライブストリーミング配信サービスでは、第三者が権利を持つ映像・楽曲を放送することはできません。また、楽曲を利用できる場合でも、特定の著作権管理団体が管理する楽曲のみに限られている場合がほとんどです。

ただし、楽曲に関してはCDやDVDなどの音源をそのまま放送することはできません。利用規約では、生主本人による演奏・歌唱・DTMによる出力など、楽曲の著作権に基づく利用のみが許諾されていることになっています。

サブ画面による副映像・副音声放送

いわゆる副映像・副音声をリアルタイムに配信できます。運営コマンドによって、簡単に再生・停止・画面の入れ換え・音声放送への切り替えなどが可能です。

通常、サブ画面には、生主が視聴している映像を流したり、楽曲をBGMとして流すために利用されています。楽曲配信をメインとする場合には、リスナーの好みに合わせた2種類の楽曲を配信するためにサブ画面が利用されることもあります。

ニコ生に限ったことではありませんが、映像キャプチャ用のハードウェア・ソフトウェアを利用することによって、2画面以上のマルチスクリーン放送、副音声による多言語放送や副映像による手話放送なども可能でしょう。

リスナーへのアンケート機能

リスナーからのアンケートによる投票をリアルタイムで実施できます。運営コマンドによって、簡単に投票の開始・集計・結果の表示が可能です。投票が可能な項目は最大で4項目となっています。

アンケート機能は、コミュニティレベルが25以上の番組に限られるため、単発放送では利用できません。コミュニティレベルは、有料ユーザー(プレミアム会員)のコミュニティへの参加数によって上がります。コミュニティレベルを効率よく上げるためには、番組内容の記載や実際の放送内容に工夫が必要です。

ニコ生には、場の空気を読みすぎるリスナー、場の空気を全く読まないリスナーと極端なリスナーも多い傾向があります。参加リスナーが多い場合は誤差の範囲に収まる場合もありますが、アンケート実施前の生主の発言・場の雰囲気が結果に影響を与えることも多々あります。

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