Movable Type Open Source 4.2 RC2をインストール
Movable Typeの新バージョン、4.2のRC2が出たそうなのでインストールしてみました。
Movable Type(以下、MT)をまともに使うのは今回が初めてです。MT3の頃に試したきりです。オープンソース版のMTOSも出ているので、今回はそちらをインストールしてみました。
インストール
インストール自体は簡単だったのですが、ダウンロードページの記述がわかりにくくてハマりました。「プロフェッシュナルパック同梱版」というのがあって、どうせならこっちを入れてみようと思って入れたんですが、これは無償・有償ライセンスの製品版なんですね。説明に「MTOS RC2 + プロフェッショナルパック」と書いてあるのみでライセンスの記述もないので、これもオープンソース版なのかと思っていました。コアやプラグイン等が異なるようで、結構、いじった後に気付いて入れ直すハメになりました。
やはり、オープンソース版のほうが精神的にいいですね。管理ページは、さすがにしっかりした作りで使いやすく、便利に感じました。このブログで使用しているWordpressの管理ページが2.5でかなり改悪されたので、余計にそう感じるのかもしれません。
プラグイン
以前のMTはよく知りませんが、機能的にはシンプルに感じました。そして、シンプルすぎるので、プラグインを試そうとして再びハマりました。プラグインがアンインストールできません。
MTは4.2で内部構造が変わったらしく、既存のプラグインもそのままでは使えないものが多いらしいのですが、4.2で使えるものを探し出してインストールしてみました。そして、一通り試した後、必要ないかなあとアンインストールしようとしたら、できないんですね。ファイルだけのものは削除してアンインストールできましたが、データベースを使用しているプラグインがアンインストールできませんでした。
たぶん、プラグインがそういう作りなんだと思いますが、どこに登録されるのか、ファイルを削除するだけではエラーが発生し、アンインストールできませんでした。結局、もう一度、MT自体をインストールしなおしました。というわけで、MTではプラグインのインストールは慎重にしようと思ったのでした。
テンプレート
せっかくなのでテンプレートも少し触ってみました。この辺りは、他のCMSと同じような感じなのですんなりいけますね。エラーチェックやリファレンス表示などの編集補助機能が充実しているので、適当に触っているうちに理解できる感じです。
テンプレートのエクスポートの方法だけがよくわからないので、CSSを上書きすることでカスタマイズしました。HTMLを触るのは大変そうですが、CSSでやる場合は、ベースとなるテンプレートの種類がいくつかあるので便利だと思います。
ダイナミックパブリッシングと再構築
いわゆるページの動的生成を行う機能だそうです。これがいまいちわかりにくいというか、不具合(というか、不便)が発生しやすいようです。最初に製品版をインストールした際に、フィードを表示するプラグインを利用したのですが、これはダイナミックパブリッシングには対応していないようです。
また、動的生成といっても、毎回、ページが生成し直されるわけでもないようで、変更した部分が反映されないことがありました。さらに、全てのテンプレートをダイナミックパブリッシングにした場合、「再構築」メニューが表示されなくなります。変更が反映されない場合に、反映させる術がなくなってしまったので、結局、通常のスタティックパブリッシングに戻しました。
MTを利用する場合のネックと言えば再構築ですが、やはり、遅いですね(サーバの状況にもよるのでしょうけど)。記事が増えた場合にどうなるのか不安です。
指定日投稿
再構築に加えて、微妙に感じたのが記事の指定日投稿です。個人規模での利用では、cronによる定期的な再構築を行うことになると思うのですが、利用中のレンタルサーバでは細かい間隔指定ができません。実際には、1時間単位での予約投稿しかできないことになりそうです。
ダイナミックパブリッシングを利用すればできそうな感じもしますが、ダイナミックパブリッシング自体が意図した結果にならなかったのと、動作がわかりづらいので止めました。プラグインもあるようですが、アンインストールできなくなるのはいやなのでこれも止めました。
実際にはまだ試していない機能なので、とりあえずはcronを利用してうまくいくかどうか、1時間単位の日時指定で試してみます。
一番の不安は、対応プラグインの少なさとアンインストールの難しさ、それに再構築ですね。頻繁に投稿する用途には向かない気もするのですが、しばらく使ってみようと思います。
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