JavaScript 第5版 - 7章 オブジェクトと配列(2)
JavaScript 第5版、「7章 オブジェクトと配列」の「7.5 配列」~「7.7 配列のメソッド」(112~121ページ)を読み進めていきます。
7.6 配列の要素の読み書き
- 配列のインデックスに0以上2の32乗-1未満の整数以外を指定すると、指定された値が文字列に変換され、その文字列がオブジェクトのプロパティ名として使われる。配列の要素が追加されるわけではない。
7.6.5 配列の長さの変更
- lengthプロパティに現在値より小さな値を指定すると、指定した長さに配列が切り詰められる。現在値より大きな値を指定すると、指定した長さになるまで未定義値が追加される。
7.7 配列のメソッド
7.7.1. join()メソッド
- 配列の全ての要素を文字列に変換し、引数で指定した区切り文字で連結した文字列を返す。区切り文字のデフォルト値はカンマ(
,
)。
7.7.2 reverse()メソッド
- 配列を操作して要素の順番を逆にする。
7.7.3 sort()メソッド
- 配列を操作して要素をソートする。
- 配列の要素は、必要に応じて一時的に文字列に変換され、アルファベット順にソートされる。未定義値は最後に配列の最後にソートされる。
- 引数には、ソートの順序を返す比較関数を指定することができる。
7.7.4 concat()メソッド
- 配列に引数で指定した要素を追加した新たな配列を返す。
- 引数に配列を指定した場合、配列の要素は個々に取り出して追加される。配列の配列は再帰的には展開されない。
手元の本書(初版第1刷)には、この部分のコードに些細な誤りがあります。
7.7.5 slice()メソッド
- 配列から、引数で指定した範囲の要素を格納した配列を返す。
7.7.6 splice()メソッド
- 配列を操作して、引数で指定した要素を挿入・削除する。
- concat()メソッドと異なり、引数に配列を指定した場合でも展開されない。
7.7.7 push()メソッドとpop()メソッド
- 配列の最後の位置で、先入れ先出し(FIFO)スタックと同じ方法で配列を操作する。
7.7.8 unshift()メソッドとshift()メソッド
- 配列の最初の位置で、先入れ先出し(FIFO)スタックと同じ方法で配列を操作する。
- 複数の引数を指定した場合、記述した引数の順序で一括して挿入される。
7.7.9 toString()メソッドとtoLocaleString()メソッド
- toString()メソッドは、配列の全ての要素を文字列に変換し、カンマ(
,
)で連結した文字列を返す。引数のないjoin()メソッドと同じ。 - toLocaleString()メソッドでは、個々の文字列はロケール固有の区切り文字で連結される。区切り文字は実装に依存する。
7章7節が中途半端になってしまいますが、長くなってきたので次回に分けます。
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