TortoiseSVN(Subversion)でファイル・フォルダを除外する方法
TortoiseSVN(Subversion)を利用して制作・開発している場合、制作・開発ソフトウェアが作成するテンポラリファイルなど、リポジトリにはコミットしたくないファイル・フォルダが作成され場合があります。そういった場合に特定のファイル・フォルダを除外(無視)する方法です。
今回は、Subversionを利用して、Aptana Studio(Eclipse)とCakePHPで開発している場合の例になります。Aptana Studioの場合、プロジェクトのルートに「.project」というファイルが作成されます。また、CakePHPの場合、アプリケーションディレクトリ(ROOT/APP_DIR/)の「tmp」フォルダにテンポラリファイルが作成されます。これらのファイル・フォルダをSubversionリポジトリの管理下から除外してみます。
特定のファイルの除外(無視)
Subversionリポジトリからチェックアウトしたフォルダ「Project」が既にあるとします。除外するファイルを含むフォルダ(今回の場合は、「.project」を含む「Project」フォルダ)を右クリックしてコンテキストメニューの「TortoiseSVN」から「属性」を選びます。
「新規」ボタンをクリックし、「属性名」から「svn:ignore」を選びます。「属性値」には除外するファイル名(今回の場合は「.project」)を入力します。
特定のフォルダ以下の全てのファイル・フォルダの除外(無視)
次は、特定のフォルダ以下の全てのファイル・フォルダを除外してみます。特定のフォルダ以下を全て除外したい場合は、ワイルドカードと属性の再帰的な適用を利用します。
除外するファイル・フォルダを含むフォルダ(今回の場合は「tmp」フォルダ)に「svn:ignore」属性を設定します。このとき、「属性値」には「*」を設定し、「属性を再帰的に適用する」にチェックをいれます。こうすることで、「tmp」フォルダ以下の全てのファイル・フォルダがSubversionリポジトリの管理下から除外されます。
また、Subversionプロジェクトのルートディレクトリに対して、「svn:ignore」の「属性値」として、ファイルの場合は「.project改行*/.project」、フォルダの場合は「tmp改行*/tmp」のように設定することで、プロジェクト下の特定のファイル・フォルダを全て除外することもできます(ワイルドカードはパス区切り文字にもマッチするため、「属性を再帰的に適用する」は設定不要です)。
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