ニコニコ生放送の配信方法 - 5.テスト放送
ニコニコ生放送で安全・効果的に生放送を配信する方法の第5回です。個人情報の保護など、セキュリティ的に問題になる点を中心に解説しています。なお、これまでの記事はニコニコ生放送の配信方法 - 1.はじめにに目次として掲載しています。
今回は、ニコニコ生放送(ニコ生)で放送(テスト放送)を行う方法について解説していきます。
放送の流れ
ニコ生での放送は、主に次のような流れになります。
放送を行うためには、まず放送枠を確保(枠取り)します。平常時はすぐに放送枠を取ることができますが、夜から深夜にかけては混雑しているため、放送枠が取れるまで枠取り作業を行う必要があります。あるいは、有料のニコニコポイントや運営から送られるチケットを利用して、あらかじめ放送枠を予約をすることもできます。
放送は一枠あたり30分になります。放送を続ける場合は、放送枠の終了後に枠取り作業から繰り返します。あるいは、ニコニコポイントを利用して放送枠そのものを延長します。放送枠に余裕がある場合には、放送予約した枠に限り、無料で延長することもできます。
放送の開始
本放送でのトラブルを避けるためにも、「4.コミュニティの作成」で作成したテスト用のコミュニティを利用してテスト放送を行います。
まず、ニコニコ生放送から「放送する」を選び、番組内容を入力します。
「放送するコミュニティ」は放送を行うコミュニティを選択します。コミュニティの選択を誤ると、他のユーザーのコミュニティで放送してしまうことになるので注意が必要です。「放送を公開する範囲」は、今回はテスト放送なので「コミュニティメンバーのみ」を選びます。
入力が終わったら、「確認する」をクリックします。
カメラなどの機器は、この時点で利用可能な状態にしておく必要があります。放送内容を確認して、「放送を開始する」をクリックすると放送専用のページが開きます。
放送ページは、通常のニコ生のページとほぼ同じですが、上部に放送者(生主)専用のパネルが表示されます。ただし、「放送開始」をクリックするまでは実際の放送は開始されません。放送を開始すると、ニコ生の放送一覧やコミュニティのページに番組が表示されます。
カメラや音声ミキサー、デスクトップ配信用のソフトウェアを利用する場合は、「その他の設定」の「映像機器」や「音声機器」から使用する機器を選択します。
「運営コメント」欄は、左側がコメントに関するコマンドの入力欄、右側が運営コメント(主コメ)や運営コマンドの入力欄になります。運営コメントは、目立つように映像の上部に表示されます。映像下部のコメント欄を利用することで、通常の視聴時と同様のコメントも可能です。ニコ生で利用できるコマンドは下記のページで確認できます。
テスト内容
ここまでの手順通りに設定している場合、他のユーザーにテスト放送を視聴されることはありません。放送ページを触ってみて、色々とテストしてみてください。特に以下の点をテストしておくと良いでしょう。
- 放送ページの各種操作と機能。
- 基本的な運営コマンドと機能。
- カメラの位置・向きと映像の配信範囲の関係(映像配信)。
- マイクと音量・集音範囲の関係(音声配信)。
- 音声ミキサーの設定と配信音声の関係(音声配信)。
- コマ数と画質、画質と音質の関係(映像・音声配信)。
特に、音声ミキサーの設定によっては音声が配信されなかったり、パソコン本体の音が配信されてしまう場合があるため、十分なテストが必要です。音声が二重になる場合(エコー)は、放送ページの音声をミュートにすることで解消されます。
また、映像配信やデスクトップ配信をする場合には、個人情報や重要な情報(ソフトウェアのライセンス情報等)が配信される可能性がないかも確認しておきましょう。
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